口内炎の豆知識 -漢方-
漢方を処方する
漢方では口内炎を一種ののぼせ症状と考えます。口は胃腸と密接な関係があるので胃腸に炎症があると、その熱が口内炎を起こしていると考え清熱剤により熱邪による熱証を対処し熱をさます処方と、体液が少なくなる事で口内炎を起こしていると考え、体液を増やす処方が考えられます。 口内炎を引き起こす熱証には実熱(急性で症状が重く比較的早く治る)と虚熱(慢性で症状は軽く繰り返し)がありそれを判断する事や、また、口内炎は胃腸臓腑との関係が深いため、それを考慮した弁証論治が必要です。
口内炎の漢方的原因に応じて考えるとアルコールや油ものの過剰摂取やストレスによって胃熱という胃が熱を持っている症状の場合は黄連解毒湯、熊笹エキスが適しています。脾胃湿熱という食事の過剰摂取と軽度の食あたりのような症状の胃腸に湿気た熱がこもった症状の場合は茵ちん蒿湯、胃と腸のバランスが欠いている脾胃不和の場合は半夏瀉心湯が代表的な処方漢方薬となります。
他にも小柴胡湯や柴胡桂枝湯なども口内炎に使われる。いずれも柴胡という生薬が含まれ、みぞおちから脇腹にかけて肋骨に圧迫感があり、舌には白い苔状のものが付着し、口の中が粘る時に用いる。
また三黄瀉心湯という顔面紅潮や精神不安、便秘傾向がみられる人に適し骨格ががっちりしていて筋肉質の人に向いている漢方も口内炎で用いられます。
何度も再発を繰り返す人や、ステロイド系の薬が使えないアレルギーを持つ人や、妊娠中の人などは、副作用の心配もないので検討してみるとよいでしょう。